小学校5年生の時に陸上クラブへの入団をきっかけに選手としてのキャリアをスタート。
小学校時代は短距離種目、中学校時代は1500mに取り組み、高い集中力が求められる中で起こる激しい駆け引きに魅力を感じ、高校2年生の春から現在のメイン種目である800mを本格的に始める。高校3年時のインターハイでは8位入賞、続く国民体育大会でも7位入賞など頭角を現した。

高校卒業後は筑波大学、そして同大学の大学院に進学し、選手としての競技活動の傍ら800mにフォーカスした研究を行い、レース中の歩幅・回転数・スピードの変化をもとに、パフォーマンスの向上を追及。それらを自身の競技にもフィードバックすることで、2022年には日本選手権で準優勝、静岡国際陸上で日本歴代5位のタイムを叩き出すなどの快進撃を見せた。

日本トップクラスの実力で世界と戦う今もなお「走ることが楽しい」という、競技を始めた当時の純粋な想いは変わらない。
自身が研究で培ってきた知識を武器に、五輪・世界選手権での決勝進出と日本記録更新を目標に挑戦を続ける。